第4講 期待値の考え方-4

こんにちは。
 
いよいよ佳境。
 
トータル確率に参ります。
 
 
パチたまの機種スペックページを見ると、必ず書いてある項目があります。
 
それは:
 
(例)CR大海物語2MTE スペック解析・攻略情報
 
を見て頂くと、
 
トータル確率(1R)
1/7.21
 
メインラウンドトータル確率(15R)
1/108.10
 
というコーナーがあります。
 
 
これはいったいどういう意味なのでしょうか?
 
 
端的に言えば、「平均して108.1通常回転に1回大当たりが来るよ!」という意味です。
 
翻して言えば、1回の大当たりの出玉108.1回転以上回らないと、平均してその台は打てば打つほど玉が減っていく、ということです。
 
もちろん、平均して大当たりを引けば、ということなので、ツイていたりすれば普通に勝つこともあるのはご存じの通りです。
 
 
機種によっては4R、8R、15Rと出玉が異なる機種が最近多いですが、この大海2は15R出玉しかありませんので、今回の例に使いました。
 
 
ここでは、「どうして108.11回転に1度大当たりが来るか?」という説明をしていきたいと思います。
 
 
それにはこれまでの講座でお話しした「平均連チャン率」、「初当たり確率の意味」が関係します。
 
まず、もう一度スペックを見てもらいたいのですが、この大海2MTEの初当たり確率は1/348.596です。
 
ということは平均して、348.596回転に1度初当たりが発生する確率だよ、と言っているのです。
 
 
そして初当たりがあれば、連チャンすることもあります。
 
その平均連チャン率が3.225連とパチたまには書いてあります。
 
 
つまりです・・・
 
『この機種は平均して348.596通常回転回せば、3.225回大当たりがある』
 
と言っているのです。
 
では、1回の大当たりを得るのには??
 
 
そう、簡単ですね。
 
348.596÷3.225=108.0917829
 
そう、ほぼ108.1になりました。
 
 
これがトータル確率の意味・・・つまり「108.1回転回せば1回大当たりが取れる確率だよ」と言う意味なのです。
 
 
では、トータル確率をいったいどのように使うのでしょうか?
 
 
これは実戦ですぐに分かります。
 
 
1回の大当たりの玉をしっかり1箱に詰めていけば(大当たりが始まるときと終わるときの上皿と下皿の玉は同じにする)、この1箱で・・・
 
A.108.1回転より回れば、確率計算上、打てば打つほど玉は増えていく
 
B.108.1回転未満しか回らなければ、確率計算上、打てば打つほど玉は減っていく
 
ということなのです。
 
 
実際には期待値計算をする際にこのトータル確率と回転率から単回転玉収支を出すのですが、これはまた後日の講義に。
 
 
では問題です。
 
以下の仮想スペック。
 
 
CRスーパー大海物語inフロリダ
(ヒント:マックスタイプの極悪海です。鮫の顔が怖いタイプ。でも実際は銭形並みに甘いとっても可愛いヤツ)
 
初当たり確率 1/399.5
 
振り分け(確変率65%)
(ヘソ、電チュー共に同じ)
16R確変 60%
 2R確変  5%(玉なし)
16R通常 20%
 
時短
16R通常終了後50回転
 
出玉
右打ち16R約2000発
 
 
コメント欄問題1.トータル確率を算出してください。
 
 
コメント欄問題2.等価ボーダーを算出してください。
 

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