収支改善のポイント、電サポ中の考え方の続きです。
前回は「どのタイミングで打つ玉が無駄になるか?」という観点で電サポ中の止め打ちを考えようと言うお話しをしました。
長くなってしまったため、時間効率、外部要因は説明出来ませんでした。
今日は時間効率について解説します。
初代牙狼を引き合いに出すのがこの時間効率を説明するにの一番良いかもしれません。
「超速ギガMAX!」と銘打たれたこの機種。
魔戒チャンス中、約30秒で次の大当たりに行くのが魅力でした。
即連の魔力に取り付かれたファン達が群がる大人気台となりました。
プロ達はこの特殊な連チャンシステムに目を付け、わざとVに入れない、V外しという技術を編みだし、この時期、結構稼いだのでした。
この技術が知れ渡ると、店側の対応も徐々にされていき、ベロが玉を拾いにくい調整を施し始めました。
それでも、魔戒チャンス中、「V外し」をすると玉はある程度増えるのですが・・・
ここで問題が出てきます。
増えるには増える。
でも、V外しをすると、時間がかかる。
さらに、ベロのマイナス調整で入賞率が下がり、増え方も少なくなる。
そこで、「通常を回していた方が効率が良い」なんて話も出てきたりしました。
これはいったいどういうことなのでしょうか?
実は、これは計算式でわかるのです。
X=V外しによる失われた通常回転×単回転収支
(単回転収支にはV外しにより得られた玉を除外する)
Y=V外しにより得られた玉
X>Y
となった時点でV外しはしない方が良いのです。
ただ、これを判別するには、以下の知識がいります。
1.単回転収支の考え方
2.失われた通常回転数をどう数値化するか
これらの考え方、特に単回転収支は非常に重要ですが、現時点では難しすぎます。
後日、解説させて頂きます。
ここでは、時間効率がダウンすることによって失われるチャンスもある、ということだけ心に留めておいてください。