前回お話ししたとおり、今回は「電サポ時の考え方」です。
全国的に等価・高価化が進み、いよいよ「回る台をブン回して期待値を稼ぐ」というタイプの稼働がなかなか効きづらくなってきました。
言い方を変えると、「換金ギャップを活かす立ち回り」が効くホールが少なくなってきた、ということです。
意味が分からない方は現時点では分からなくても大丈夫です。
換金ギャップの考え方についてはまた後日、ゆっくりやります。
ここで何が言いたいのかというと、回らないのであれば、「出玉を最大化することが重要になる」ということです。
出玉を最大化するのに一番効果的なのは、電サポ時の技術介入です。
等価・高価店で打つ限り、これは避けては通れないでしょう。
ここでは、電サポ時の技術介入、つまり電サポの止め打ちに際しての基本的な考え方をお伝えしたいと考えています。
なぜ、「基本的考え方」だけで具体的技術ではないのか?
という声が聞こえてきそうですが、その理由は2つあります。
1.具体的技術は機種により異なり、その一つ一つをここでは説明していられない。
2.具体的技術は基本的考え方に基づいて存在する。具体的技術だけ伝えても基本的な考え方がなければ、何のためにそれをやっているのかが理解出来ない。そのため、すこしパターンが変わったり、釘が変わったりするだけで応用が利かず、ロスを生んでしまう。
では、本題に参りましょう。
電サポ中に考慮する問題は3つあります。
その3つとは
1.玉のロスを減らす。玉を増やす。
2.時間効率
3.外部要因
まずは1から行きましょう。
まず、考えて頂きたい問題があります。
それは、
電サポ中、打ちっ放しにすると、何が行けないのでしょうか?
ということです。
玉が減るから。
玉が増えないから。
というのはもちろんです。
なぜ、玉が減ったり増えなかったりするか?の理由を考えることで、電サポ中の基本的な考え方が分かります。
「電サポ中に打たれた玉はいったい何をするのでしょうか?」
という問いを考えてみるのも手です。
答えは、スルーを通り、電チューに入り、メインデジタルを1回変動させる、です。
では、
「スルーにも通らず、電チューにも入らない玉はいったい何をするのでしょうか?」
答えは、何もせずにアウト穴(盤面の一番下にあるハズレ玉が入っていく穴)に消えていくのです。
電サポ中、電チューの動きを注意深く見ていれば分かります。
あるタイミングで打たれた玉は電チューに入る可能性が極端に低いのです。
盤面には釘がありますので、そこに当たって、ある程度落ちてくるのに時間がかかったりします。
そう、打ち出しから電チュー到達までの時間にばらつきができるのです。
ですが、最近の右打ち機種などではこのばらつきの時間が極端に短いのです。
なので、「あるタイミング」で打たれた玉は電チューに入る可能性が極端に低いのです。
つまり、電サポ中の止め打ちの基本はこの「あるタイミング」では玉を打たない、ということなのです。
「打つ」意識が強いですが、そうではなく「打たない」意識なのです。
どれだけ、効果の高いポイントのみに打ち出しを集中するか、と言い換えてもかまいません。
その作業の中で、玉の増減に気を配ってください。
もし、順調に玉が増えているようなら、電サポ中の激アツ演出でほぼ大当たりが確定しようとも、電サポ止め打ちはやめないでください。
だって、玉が増えているんですから、やめる理由がありません。
逆に、玉が少しでも減っている場合は、確定的な演出では打ち出しをやめましょう。
なぜ、減っているのに確定的な演出でなければ打ち出しをやめないのでしょうか?
それは、スルーの保留=小デジ保留と関係があります。
打ち出しをやめると小デジ保留が消滅していきます。
そして、演出が終わって、結局ハズレの場合、小デジ保留のない状態、つまり、電チューが開かない状態で打ち出しをまた再開しないといけなくなってしまうからです。
このときの無駄玉の発生は結構大きなモノとなることはお分かりになって頂けるはずです。
小デジ保留の考え方は、先日、luvaが記事を書いてありますので、こちらをご参照ください。
少し、長くなりすぎましたので、
2.時間効率
3.外部要因
については次週以降に説明します。
では、皆さま、またお会いしましょう!