第2講 収支改善のポイント-8

久しぶりの更新です。
 
今回は前回の問題に大変鋭い解答をいただきましたので、その紹介とくろべえなりのコメントを列記することにしました。
 
どれもすべて参考になるものばかりです。
 
 
問題は以下のようなものでした。
 
A店-33玉交換貯玉2500発まで、まあまあ回る
B店-33玉交換貯玉1000発まで、良いときはかなり回る
C店-35玉交換ブン回り完全現金店
D店-28玉交換貯玉無制限-回らないが、貯玉で打つ限り時給1,000円程度は確保可能
こんなA~D店が集まる駅前での朝10時~夜9時までのガッツリ稼働
最初に行く店は?
そして、どうなったら移動する?そしてそれはなぜ?

 
 
ただし、今回の問題についてはこれと言って確実な正解はありません。
 
それは回転率や出玉などの細かい表記をしていないので、
「良いときはかなり回る」なんて言葉をどう捕らえるかで、それぞれ解答が異なって当たり前だからです。
 
 
まずは天承さんの解答です。
 
B→A→C→時間あるならD
 
等価じゃないのでとりあえず貯玉を使って持ち玉を作る必要がある
平打ちより貯玉のほうが優遇されてる条件の店なら玉が少なかろうが好条件の店から攻めるべき(時間はたっぷりあるから)
持ち玉作れなかったらBからAへ
Aも貯玉制限使いきったらCへ
 
Cではぶん回る為ライトから甘で稼動し、初当たりを稼いでから持ち玉遊戯に移行する
 
恐らく時間的に夕方になっていると思うが期待値が下がってきたらCはヤメ、Dへ
Dは等価ではないが貯玉無制限ということで貯玉のみを使えば等価みたいなもの
あとは時間まで打ち込む 以上
 
※駅前密集なので移動時間はほぼないと考えての場合

 
とにかく換金ギャップは食らいたくない!
頭っから持ち玉遊戯に行きたい天承さん。
 
3500発もあれば、持ち玉遊戯に移れるだろう、という考え方なんでしょうね。
 
うまくいけば、一番期待値の出る展開も狙えますね。
 
ただ少しCの使い方が疑問。
 
「恐らく時間的に夕方になっていると思うが期待値が下がってきたらCはヤメ、Dへ」
とするのであれば、そもそも残り時間が短くなる夕方に差し掛かる可能性の高い3番目に換金ギャップ最大の店舗を持ってくるのはちょっと難ありかな?
 
 
次は、ともさんの解答です。
 
最初にC店、持ち玉が尽きたり投資している場合、稼働時間が6時間を切ったらD店に移動します。
 
理由は稼働時間が少なくなってからの換金ギャップを背負うリスクと期待収支のバランス。
D店は貯玉で打てるので他と違い持ち玉で稼働できるのが魅力ですかね♪

 
模範的解答!
 
でも、A&Bの使い方も書いてほしかったな~
 
 
 
次に、田中はじめさんです。
 
この内容だけではDを選んでしまいます。A、B、C、と回る回転数が曖昧でわからないので、Dは時給1000円が見えているので、単純に10時~21時で11000円が見える。このシチュエーションの内容では…。各店の回転数、機種、大当り出玉の増減、確変中の玉の増減、それがわかってやっと期待値が出せるわけで、その期待値的なのが見えるのはDだけなんですよね。さらに言うなら自分で打たなきゃ答えは出ないな…。
こんなコメントしかできなくてすみませんm(__)m
 
ぱちたまさんでは非常に勉強させてもらっています。ありがとうございます。

 
「ぱちたまさんでは非常に勉強させてもらっています。ありがとうございます。」だけで無茶苦茶ほめたくなるくろべえですが、一応コメント^^;
 
まず、「ブン回り!」ってどれくらいの印象か、って問題がありますが、まあ35玉店なら少なくとも22/kくらいはありそうですよね?
 
ここの感覚を前提としてのコメントなので、田中さんが一概に間違っているというわけではありませんので、そのあたりはご承知おきください。
 
と、断りを入れた時点で、やはり1000円×11時間、というのは志が低すぎます(笑)
 
AB店舗ともに換金ギャップは食らわないので、1000円のDより前に来ることはまずないとは思います。
 
 
では、kazushiさんです。
 
C→B→A→D
 
朝一は稼動時間(11時間)での期待収支の高い所から攻めたいです。
持ち玉壊滅(あるいは大当りゼロ)の場合はその時点での残り時間の期待収支を考えます。
 
いくらブン回りでも35玉交換での現金投資は稼動時間が少なければ期待収支が悲しいことに・・・。
 
B店に移動後できるだけ1000発で今日は良い状況か見極めます。
でも多少良い状況でも基本1000発で持ち玉にならなければ引きます。
 
A店に移動後は2500発で持ち玉にならなければヤメ。
 
D店で貯玉で夜9時まで粘ります。
 
ん~、自信はありません。
というか、私ならほぼC店しか行きません。
ブン回る台でストレスなく稼動し、展開不利な時は早々に退散して帰宅。
休養日とし昼間っからビールでも(笑)。
その代わり持ち玉になったら必ず閉店1時間前まで粘ります。
自分は兼業なのでそれでいっかって甘さもあります。

 
今回のスーパー模範解答ではないでしょうか?
 
わかった上で、35玉ブン回り店でのみ稼動するのも専業でなければまったくOKだと思いますし。
 
 
 
では、次にロクセルさん。
 
どんなパターンがあるにせよ、自分だったら、朝一はC店に行きます。C店がブン回りという仮定なので(どの位ブン回るかわからんが)、朝一に大きく持ち玉が出来れば、かなりおいしいと思うので。
だいたい13時以降の時点で持ち玉がなかった場合は、B店に移動。
良いときはかなり回るということなので、良さげな台があれば、持ち玉が尽きるまで打つ。
回りが良くなかったり、持ち玉が尽きた場合はA店に移動。
ここも同様に、持ち玉遊戯が続く限り打つ。
最後はD店。貯玉無制限なので、夜9時迄持ち玉で打ち切ることが出来る。最後に、再プレイに制限があるA店、B店を持ってくると、夜9時前に持ち玉が尽きた場合は、そこで稼働を終わらせざるしかないから。換金ギャップの関係上。
まとめると、C→B→A→D
 
こんな曖昧な書き方で良いのだろうか(^^;;

 
これも超模範解答。
 
きれいにまとまった考え方ですね!
 
 
お次はネップさん
 
CBAD
 
C 早めに持ち玉遊戯に移行できたら美しいですね
現金投資がかさんだり持ち玉が切れたら
次の店に移動したいです。
BC ここも再プレイ上限か持ち玉が切れたら移動
 
このABCDのパターンではDという時給1000円
を目安にそれを越える期待値を他の店でどう打つかが問題だと思いました。
 
Dという最終的に腰を据えることができそうな店があるのもいいですね

 
やはり、この解答に集中してきますよね。超模範解答。
 
解答そのものより、そこに至る思考が大切なんです。
 
ぜひみなさんも参考にしてみてください。
 
 
ではパチたま読者ライターでもあるトリーさんに行きましょう。
 
基本的な順番は
 
C→B→A→D
 
C店では朝一から現金投資は3万円まで。
この投資額で終日打てたなら持ち玉遊戯比率も7割以上あるかと思います。
 
投資3万円打ち切った、もしくは午後3時以降に持ち玉消滅したなら止め。
(ブン回りなら持ち玉遊戯比率5割は確保出来ると予想?)
 
次にB→C貯玉再プレイのみ。
 
しかし残り4時間切ってると移動時間などが勿体無いので、CもしくはC・B寄らずに
 
D店で時間まで打ちます。
 
こんな駅前が身近にあれば嬉しいんですけど・・・

 
トリーさんもナイスですね!
 
ただ一点のみ。
 
あくまでガチガチ期待値教の考え方で行ったとしての話ですが、、、
 
3万円まで、と設定するのではなく、残り稼働時間の長さで撤退際を考えるのが本筋なんですね。
 
 
なんとまあ、みなさん、すごいきっちり筋道を立てて考えておられますね。
 
本当に感心いたしました!
 

第2講 収支改善のポイント-7

(シチュエーション1)
今日は朝一から夜8時まで打つつもりでやってきた33玉交換店。
朝は4,000円投資でヒットし、8連チャン!
回転率は20をちょっと切る程度だけど、出玉削りがなく良い感じ。
でも、午後5時の時点で持ち玉がつきてしまった。

よくあるパターンですよね。

8時までしっかり打つとして、2つパターンが考えられます。

1.朝、さほど投資していないので、再投資をする。

2.店を移動し、換金ギャップの少ないところに行く。

1ではないです。

朝、さほど投資してないのは単なる結果であって、問題なのはこれから3時間(5時~8時)に背負う換金ギャップ。

2の用意があるのなら、答えは2です。

貯玉ホールが近くにある、とか、等価で技術介入込みなら1000円~1500円程度の期待時給を期待出来る(変な言い方ですねw)ホールが近くにある。

という場合に限られますが。

あるいは、移動に1時間もかかるようなら、もう帰ってしまうと言うのも手です。

この残り3時間しかないシチュエーションで、20も回らない台にまた新たに現金投資をする、というのは仮に期待値プラスであってもかなり微少でしょう。

(シチュエーション2)
A店-33玉交換貯玉2500発まで、まあまあ回る
B店-33玉交換貯玉1000発まで、良いときはかなり回る
C店-35玉交換ブン回り完全現金店
D店-28玉交換貯玉無制限-回らないが、貯玉で打つ限り時給1,000円程度は確保可能
こんなA~D店が集まる駅前での朝10時~夜9時までのガッツリ稼働
最初に行く店は?
そして、どうなったら移動する?そしてそれはなぜ?

これは答えは書きません。

コメントなんかに自分の考え方を書いて頂ければ、幸いです。

第2講 収支改善のポイント-6

換金ギャップとはいったい何なのかは前回で分かって頂けたと思います。

 

換金ギャップをもろに直接受ける方法をまずお教えします。

 

まず、40玉交換店に行きます。
(40玉交換店なんて最近全く見かけなくなりましたが、例としてあげているだけです。要するに換金ギャップのあるお店に行く、ということです)

 

1万円札をサンドにぶち込みます。

 

貸し玉ボタンを連打。

 

「あたたたたたたたた」

 

ジャラジャラ玉が出てきます。

 

全部で2500発出てきますので、箱がいっぱいになったら店員を呼びましょう。

 

そして、2500発出し切った時点で、店員さんを呼ぶのです。

 

「×」

 

の印を指で作って、交換する、と告げるのです。

 

店員さんは不思議な顔をしますが、気にせず2500発のレシートをもらいましょう。

 

これを交換すると・・・

 

2500÷40=62.5

 

6,200円と余り玉20発。

 

実に3,800円、何もしないうちに損しました。

 

 

では、いったい、何をしたら損をしなかったのでしょうか?

 

 

そう、打てば良かったのです。

 

しかも、出来るだけ現金は突っ込まず、500円分125玉ずつ借り受け、打つ。

 

なくなったら借りるのは仕方ありません。

 

現金投資による貸し玉を出来るだけ受けずに打つ。

 

40玉交換では1,000円分の貸し玉を受けるたびに換金ギャップ分375円損をしていく勘定になります。

 

つまり、現金投資の間は馬鹿ヅキでもしないことには勝ちようがないのです。

 

逆に言えば、店側は現金投資が続く間は無茶苦茶店にとって有利なわけですから、バーター取引として、持ち玉遊戯をする限り客にかなり有利な設定を釘に出来るのです。

 

なので、低換金店では持ち玉で打てばいいのです。

 

ではどうすれば持ち玉で打てるのでしょうか?

 

これは簡単です。

 

長時間打つのです。

 

このことによって、持ち玉で打つチャンスは広がり、換金ギャップは極端に少なくなることでしょう。

 

でも、日によっては当たらないこともあります。

 

そんなとき、いつまでも現金投資していて良いのでしょうか?

 

次回、そう言うときに出来るだけ換金ギャップを受けない立ち回りを紹介します。

 

第2講 収支改善のポイント-5

「換金ギャップの影響を出来るだけ受けないようにする」に移ります。

 

まず、換金ギャップとは何でしょう?

 

そこのところが分からないと話が前に進みませんので、この換金ギャップの説明から入りたいと思います。

 

 

4円パチンコを打つ場合、台間サンドに1,000円を投入すると250玉の貸し出しが受けられます。

 

1,000円で250玉。

 

1,000÷250=4

 

1玉、4円なわけです。

 

だから4円パチンコと言うわけですね。

 

 

さて、問題はこれを換金するときです。

 

厳密には換金は禁止されていますので、特殊景品への交換レート、ということなのですが、ぶっちゃけややこしいので「換金」と言い切ってしまいます。

 

 

さっき、借りるときは1,000円で250玉でした。

 

では、今度は250玉返せば(店に売れば)1,000円戻ってくるのかどうか?

 

 

実は戻ってくる店もあれば、戻ってこない店もある、が答えです。

 

 

1,000円戻すのに必要な玉が店によって違うのです。

 

交換率  千円  1玉値段
42玉交換 420玉 2.38円
40玉交換 400玉 2.50円
35玉交換 350玉 2.86円
33玉交換 330玉 3.03円
30玉交換 300玉 3.33円
28玉交換 280玉 3.57円
25玉交換 250玉 4.00円

 

とこんな感じになります。

 

 

換金ギャップとは、つまりこの借りるときと返すときの値段差のことなのです。

 

上記、42玉交換の場合、

 

4円-2.38円=1.62円

 

1玉借りて、返すごとに1.62円の換金ギャップをプレイヤー(パチンカー)が背負うことになっています。

 

1,000円サンドに入れて、250玉借りた時点で、約405円(1.62×250)の換金ギャップをお店に支払っている、ということです。

 

 

(例題)
35玉交換店1,000円で250玉借りたときの換金ギャップはいくらですか?

 

第2講 収支改善のポイント-4

「収支改善のポイント、電サポ中」の続きです。

 

3の外部要因だけ説明がまだでした。

 

今回はこれを進めます。

 

ただ、この外部要因については初心者にはあまり関係のない事柄であることだけは先にご了承ください。

 

 
外部要因とは、いったいなんでしょうか?

 

パチンコ機種のスペック、釘などの調整、換金率、貯玉使用の可否、それらを内部要因とするなら、外部要因とは本来パチンコそのものとは関係のないはずの問題です。

 

要するに、ここでは技術介入に対する店員の注意、他の客の嫌がらせなどを外部要因と規定したのです。

 

 
いくら電サポの調整がすばらしい台でも、止め打ちをする度に注意や警告を受けてしまうのであれば、これは事実上止め打ちが出来ない、ということなのです。

 

なので、止め打ちをこそこそやるのが精一杯。

 

あるいはホールコンやカメラで監視している場合、通常より取得出玉が多いとすぐに注意を受ける場合もあって、店員に見られている見られていないにかかわらず一切の止め打ちが出来ない場合もあります。

 

 
「第2講 収支改善のポイント-1」で説明した、「何度も何度も繰り返される無駄ポイントを排除していく」の原則から考えると、何度も何度も発生する電チューオープンの度に無駄が発生するようでは打てない、と判断するのが良いのでしょうか?

 

そこは少し待ってください。

 

 
電サポ止め打ちを注意する店では、回転率が高かったり、電サポ中打ちっ放しでも玉減りが少なかったりすることもあります。

 

電サポ中の玉減りを算入した単回転収入と、回転率から分かる単回転支出。

 

これらを差し引いたとき、十分打てる台であることもありえます。

 

 
つまり、注意されたから終わり、ではなく、割が出ないから終わり、という考え方にシフトする必要があるのです。

 

割の把握が出来ないとこういうところで損を被ってしまう例です。

 

 
単回転支出や収入、そしてそれから割り出す単回転収支については後日説明しますので、現時点では・・・

 

「注意されたから終わり、ではなく、割が出ないから終わり、という考え方にシフトする必要がある」

 

という理解だけしておいてください。

 

 
次回、収支改善のポイント、「換金ギャップの影響を出来るだけ受けないようにする」に移っていきます。

 

 

第2講 収支改善のポイント-3

収支改善のポイント、電サポ中の考え方の続きです。

 

前回は「どのタイミングで打つ玉が無駄になるか?」という観点で電サポ中の止め打ちを考えようと言うお話しをしました。

 

長くなってしまったため、時間効率、外部要因は説明出来ませんでした。

 

今日は時間効率について解説します。

 

 

初代牙狼を引き合いに出すのがこの時間効率を説明するにの一番良いかもしれません。

 

「超速ギガMAX!」と銘打たれたこの機種。

 

魔戒チャンス中、約30秒で次の大当たりに行くのが魅力でした。

 

即連の魔力に取り付かれたファン達が群がる大人気台となりました。

 

プロ達はこの特殊な連チャンシステムに目を付け、わざとVに入れない、V外しという技術を編みだし、この時期、結構稼いだのでした。

 

この技術が知れ渡ると、店側の対応も徐々にされていき、ベロが玉を拾いにくい調整を施し始めました。

 

それでも、魔戒チャンス中、「V外し」をすると玉はある程度増えるのですが・・・

 

 

ここで問題が出てきます。

 

増えるには増える。

 

でも、V外しをすると、時間がかかる。

 

さらに、ベロのマイナス調整で入賞率が下がり、増え方も少なくなる。

 

 

そこで、「通常を回していた方が効率が良い」なんて話も出てきたりしました。

 

これはいったいどういうことなのでしょうか?

 

 

実は、これは計算式でわかるのです。

 

X=V外しによる失われた通常回転×単回転収支
(単回転収支にはV外しにより得られた玉を除外する)
Y=V外しにより得られた玉

 

X>Y

 

となった時点でV外しはしない方が良いのです。

 

ただ、これを判別するには、以下の知識がいります。

 

 

1.単回転収支の考え方

 

2.失われた通常回転数をどう数値化するか

 

 

これらの考え方、特に単回転収支は非常に重要ですが、現時点では難しすぎます。

 

後日、解説させて頂きます。

 

ここでは、時間効率がダウンすることによって失われるチャンスもある、ということだけ心に留めておいてください。

 

第2講 収支改善のポイント-2

前回お話ししたとおり、今回は「電サポ時の考え方」です。

 

全国的に等価・高価化が進み、いよいよ「回る台をブン回して期待値を稼ぐ」というタイプの稼働がなかなか効きづらくなってきました。

 

言い方を変えると、「換金ギャップを活かす立ち回り」が効くホールが少なくなってきた、ということです。

 

意味が分からない方は現時点では分からなくても大丈夫です。

 

換金ギャップの考え方についてはまた後日、ゆっくりやります。

 

ここで何が言いたいのかというと、回らないのであれば、「出玉を最大化することが重要になる」ということです。

 

出玉を最大化するのに一番効果的なのは、電サポ時の技術介入です。

 

等価・高価店で打つ限り、これは避けては通れないでしょう。

 

 

ここでは、電サポ時の技術介入、つまり電サポの止め打ちに際しての基本的な考え方をお伝えしたいと考えています。

 

なぜ、「基本的考え方」だけで具体的技術ではないのか?

 

という声が聞こえてきそうですが、その理由は2つあります。

 

1.具体的技術は機種により異なり、その一つ一つをここでは説明していられない。

 

2.具体的技術は基本的考え方に基づいて存在する。具体的技術だけ伝えても基本的な考え方がなければ、何のためにそれをやっているのかが理解出来ない。そのため、すこしパターンが変わったり、釘が変わったりするだけで応用が利かず、ロスを生んでしまう。

 

 

では、本題に参りましょう。

 

電サポ中に考慮する問題は3つあります。

 

その3つとは

 

1.玉のロスを減らす。玉を増やす。

 

2.時間効率

 

3.外部要因

 

 

まずは1から行きましょう。

 

まず、考えて頂きたい問題があります。

 

それは、
電サポ中、打ちっ放しにすると、何が行けないのでしょうか?

 

ということです。

 

 

玉が減るから。
玉が増えないから。

 

というのはもちろんです。

 

なぜ、玉が減ったり増えなかったりするか?の理由を考えることで、電サポ中の基本的な考え方が分かります。

 

「電サポ中に打たれた玉はいったい何をするのでしょうか?」

 

という問いを考えてみるのも手です。

 

答えは、スルーを通り、電チューに入り、メインデジタルを1回変動させる、です。

 

では、
「スルーにも通らず、電チューにも入らない玉はいったい何をするのでしょうか?」

 

答えは、何もせずにアウト穴(盤面の一番下にあるハズレ玉が入っていく穴)に消えていくのです。

 

 

電サポ中、電チューの動きを注意深く見ていれば分かります。

 

あるタイミングで打たれた玉は電チューに入る可能性が極端に低いのです。

 

 

盤面には釘がありますので、そこに当たって、ある程度落ちてくるのに時間がかかったりします。

 

そう、打ち出しから電チュー到達までの時間にばらつきができるのです。

 

ですが、最近の右打ち機種などではこのばらつきの時間が極端に短いのです。

 

なので、「あるタイミング」で打たれた玉は電チューに入る可能性が極端に低いのです。

 

 

つまり、電サポ中の止め打ちの基本はこの「あるタイミング」では玉を打たない、ということなのです。

 

「打つ」意識が強いですが、そうではなく「打たない」意識なのです。

 

どれだけ、効果の高いポイントのみに打ち出しを集中するか、と言い換えてもかまいません。

 

 

その作業の中で、玉の増減に気を配ってください。

 

もし、順調に玉が増えているようなら、電サポ中の激アツ演出でほぼ大当たりが確定しようとも、電サポ止め打ちはやめないでください。

 

だって、玉が増えているんですから、やめる理由がありません。

 

逆に、玉が少しでも減っている場合は、確定的な演出では打ち出しをやめましょう。

 

なぜ、減っているのに確定的な演出でなければ打ち出しをやめないのでしょうか?

 

それは、スルーの保留=小デジ保留と関係があります。

 

打ち出しをやめると小デジ保留が消滅していきます。

 

そして、演出が終わって、結局ハズレの場合、小デジ保留のない状態、つまり、電チューが開かない状態で打ち出しをまた再開しないといけなくなってしまうからです。

 

このときの無駄玉の発生は結構大きなモノとなることはお分かりになって頂けるはずです。

 

小デジ保留の考え方は、先日、luvaが記事を書いてありますので、こちらをご参照ください。

 

少し、長くなりすぎましたので、
2.時間効率
3.外部要因
については次週以降に説明します。

 

では、皆さま、またお会いしましょう!

第2講 収支改善のポイント-1

期待値計算や電サポ止め打ちなど少し高度な問題にまで取り組む以前に出来るポイントを3つにまとめました。

 

1.何度も何度も繰り返される無駄ポイントを排除していく

 

2.換金ギャップの影響を出来るだけ受けないようにする

 

3.スペックの意味を理解し、等価ボーダーを見て、目安の最低回転率を把握出来るようにする

 

まずは、1
「何度も何度も繰り返される無駄ポイントを排除していく」
から取り組んでいきましょう。

 

繰り返される頻度が高い無駄ポイントから順に取り組んでいくのが鉄則となります。

 

繰り返される頻度が高い、ということは、そこで無駄が発生していると一番収支に影響することは分かって頂けるかと思います。

 

 

では、「一番繰り返される頻度が高い無駄ポイント」とはどこでしょう?

 

 

そう、つまり「第1講」で取り組んだ通常時。

 

 

これこそ、一番頻度が高い無駄ポイントなのです。

 

だって、通常時に滞在している時間って一番長いわけでしょう?

 

 

時間の長さに伴い、打ち出しする玉の数も一番多い。

 

だからここの無駄を切りつめることが一番収支に好影響を与えるわけです。

 

 

なので、一番最初にこの「通常時の打ち方」をレクチャーしました。

 

 

次に機会が多いのが電チューサポート中。

 

「電サポ中」ですね。

 

ここで止め打ちや単発打ち、捻り打ちなどの高度な技術を覚えると収支は大幅に変わってきます。

 

ですが、現時点では以下に減らさないか、に取り組んでいきましょう。

 

 

次回、収支改善のポイント-2
電サポの中の基本的な考え方&打ち方に進みます。

 

 

プロフィール

くろべえ

脱サラからパチプロに転身。(というか、転落)
紆余曲折を経て、情報起業家に。

曲がったことが嫌い。
嘘っぱちパチンコ商材根絶を目指して、パチプロ時代に培った「当たり前のパチンコの稼ぎ方」を普及するパチ屋と詐欺商材販売業者の敵。

パチンコ情報サイト「パチたま」を運営する株式会社サンプライズエンターテイメント代表。
パチたまでは徹底的に正当攻略法の普及を推進しています。

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