左上アタッカーの場合、玉は釘にあまり衝突することなくアタッカーに届きます。
つまり、打ち出したタイミングとほぼ完全にリンクするわけです。
完全なラウンド間止め打ちが可能です。
なので、必ず入賞個数をカウントする必要があります。
入賞個数をカウントする場合、以下のことを試しながら、何個入賞で止めれば完璧なラウンド間止め打ちになるかを把握します。
例えば、9カウントの機種の場合・・・
6個入賞で止めてみる・・・
7個目、8個目はすでに射出されていて、入賞する。
ということは、9カウント機種なのであと1発入れれば1ラウンド終了。
で、あと、1発打ちます。
次のラウンドでは7個入賞で止めてみます。
すると、8個目、9個目がすでに射出されていて、ぴったり9個入賞してラウンド終了となります。
さて、次のラウンドでは1発多めに打ち出してみましょう。
ということは、8個入賞で止めます。
すると、9個目、10個目がすでに射出されていて、ぴったり9個入賞してハネが閉じるか閉じないかぎりぎりのタイミングで10個目がハネに向かいます。
どうですか?
入りましたか?
ギリギリ入らない、ぐらいのタイミングなら、もう一度トライ。
賞球が15個なら、14回に1回以上入賞すれば、1個多く打ち出した方が出玉は多くなります。
賞球が13個なら、12回に1回以上入賞すれば出玉は多くなる計算。
理屈は分かりますよね?
この1個多く打ち出すと言うことを少しトライしてみてください。
こういうのを「ラウンド間止め打ち+過入賞狙い」と言います。
ワンツー打法とか捻り打法とか言われるものは、この過入賞の為に打ち出した玉に強弱をつけて、過入賞しやすくするための打法です。
左上アタッカーでのワンツー打法は右打ち機種のように上部引っかけがありませんので、1発目をどこか上部釘に当てて、2発目はダイレクトにアタッカーを狙うなどして、2発が出来るだけ同時にアタッカーに向かうようにすれば良いだけです。
ゲージにより、いろんな工夫が出来ますので、ゲーム感覚でいろいろトライしてみると良いでしょう。
でも、少なくともそれはラウンド間止め打ちという基本が出来た後のことですよ!
次回はいよいよ右打ち機種に行きたいと思います。
第3講 大当り時の打ち方-2
第3講 大当り時の打ち方-1
第2講の収支改善のポイント、少し難しいところまで行き過ぎてしまった感があります。
ここは基本に戻って、また基礎の基礎からの説明に戻ります。
パチンコという遊びの結果収支は3種類の台状態どう上手く打つかに大きく左右されます。
ひとつ、通常時・・・これは第1講でやりましたね?
ふたつ、大当り中。
みっつ、電サポ中です。
この第3講では大当り中の打ち方を解説していきます。
超基本的なお話しから参りましょう。
大当り、と一言で言っても、台の形(盤面の形)によって大きく2つのタイプに分かれます。
ひとつ、左打ち機種。
ふたつ、右打ち機種です。
左打ちでも、アタッカーの位置によって、打ち方が変わったりします。
下の方にアタッカーがあるのが一般的(海シリーズなど)ですが、上の方にアタッカーがある機種もある、というのはご存じだと思います。
まずは、左打ち機種の内、一般的な下(以下、左下アタッカー)にアタッカーがある場合を解説していきましょう。
左下アタッカーでの大当り消化でのお約束ごと、その1。
それは、大当りの前後に無駄打ちをしない、ということです。
「おおあたり~」などの告知があっても、すぐにアタッカーが開くとは限りません。
アタッカーが開く前にアタッカー周りに届いた玉は完全な無駄玉となります。
開放のタイミングが分からない間は、アタッカーが開いてから打ち始めましょう。
十分に間に合いますので、焦る必要はありません。
つまり、左打ち機種では大当たり確定告知があった場合、すぐに打ち出しをやめ、アタッカーが開いてから再度打ち始める、という約束ごとです。
左下アタッカーでの大当り消化でのお約束ごと、その2
通常時保留の数を意識しましょう。
どういうコトかというと、大当りが予想される演出(激アツ演出など)の場合は保留の点灯数にかかわらず、打ち出しを止めましょう、と言うことです。
なぜなら、大当り左打ち機種では、大当り中に保留が全点灯するのです。
言い換えれば、保留が0で大当りすれば、大当り消化後は保留4つ貯まっていますので、4回転得したことになるのです。
1回転を回すコストは千円当たり20回転回る台で50円。
それが4つも得出来れば、200円も得したことになるのです。
左下アタッカーでの大当り消化のお約束ごと、その3
ラウンド間止め打ちというのをご存じでしょうか?
ラウンドとラウンドの間には1.5秒程度アタッカーが閉じているタイミングがあります。
そのタイミングにアタッカーの周りに玉が行かないように止め打ちすることでロスを減らそうという技術です。
でも、そのラウンド間止めも左下アタッカーのほとんどの機種では効果はほとんどないどころか、ヘタをするとマイナス期待値になってしまう場合があります。
マイナス期待値になる原因は2つあります。
1つ目が時間効率。
8カウントの海物語で6入賞確認して打ち出しを止めた場合、きっちり8個入賞でアタッカーが閉じるか、まったく入らず、また2個打ち出したりします。
その2個もまた入らず・・・
このように必要以上に大当り消化に時間を費やす結果になることが多いのです。
そして2つ目が過入賞の発生率の劇的低下とラウンド間の見極めの難しさ。
左下アタッカーの機種では、大当り中打ち出された玉がアタッカーに届くまでの時間が玉によってまちまちです。
つまり、後から打った玉が先に打った玉より先にアタッカーに届いたりします。
また、ラウンド間止め打ちをしているつもりでも結局アタッカーが閉じた後にボロボロ玉がアタッカー周りに到達したりします。
ちゃんとアタッカーへの入賞個数を数えて、止めているつもりでも、玉が打ち出されたタイミングからアタッカーへの到達時間が玉によってバラバラになりやすいため、こういう無駄が発生しやすいのです。
そのため、ラウンド間止め打ちをしても結局無駄玉は発生してしまったり、あるいはこぼされる玉が多かったりした場合は逆に8個入賞ピッタリでアタッカーは閉じてしまい、過入賞のチャンスが激減してしまったりするのです。
次回は左上アタッカーの解説に行きたいと思います。
第2講 収支改善のポイント-8
久しぶりの更新です。
今回は前回の問題に大変鋭い解答をいただきましたので、その紹介とくろべえなりのコメントを列記することにしました。
どれもすべて参考になるものばかりです。
問題は以下のようなものでした。
A店-33玉交換貯玉2500発まで、まあまあ回る
B店-33玉交換貯玉1000発まで、良いときはかなり回る
C店-35玉交換ブン回り完全現金店
D店-28玉交換貯玉無制限-回らないが、貯玉で打つ限り時給1,000円程度は確保可能
こんなA~D店が集まる駅前での朝10時~夜9時までのガッツリ稼働
最初に行く店は?
そして、どうなったら移動する?そしてそれはなぜ?
ただし、今回の問題についてはこれと言って確実な正解はありません。
それは回転率や出玉などの細かい表記をしていないので、
「良いときはかなり回る」なんて言葉をどう捕らえるかで、それぞれ解答が異なって当たり前だからです。
まずは天承さんの解答です。
B→A→C→時間あるならD
等価じゃないのでとりあえず貯玉を使って持ち玉を作る必要がある
平打ちより貯玉のほうが優遇されてる条件の店なら玉が少なかろうが好条件の店から攻めるべき(時間はたっぷりあるから)
持ち玉作れなかったらBからAへ
Aも貯玉制限使いきったらCへ
Cではぶん回る為ライトから甘で稼動し、初当たりを稼いでから持ち玉遊戯に移行する
恐らく時間的に夕方になっていると思うが期待値が下がってきたらCはヤメ、Dへ
Dは等価ではないが貯玉無制限ということで貯玉のみを使えば等価みたいなもの
あとは時間まで打ち込む 以上
※駅前密集なので移動時間はほぼないと考えての場合
とにかく換金ギャップは食らいたくない!
頭っから持ち玉遊戯に行きたい天承さん。
3500発もあれば、持ち玉遊戯に移れるだろう、という考え方なんでしょうね。
うまくいけば、一番期待値の出る展開も狙えますね。
ただ少しCの使い方が疑問。
「恐らく時間的に夕方になっていると思うが期待値が下がってきたらCはヤメ、Dへ」
とするのであれば、そもそも残り時間が短くなる夕方に差し掛かる可能性の高い3番目に換金ギャップ最大の店舗を持ってくるのはちょっと難ありかな?
次は、ともさんの解答です。
最初にC店、持ち玉が尽きたり投資している場合、稼働時間が6時間を切ったらD店に移動します。
理由は稼働時間が少なくなってからの換金ギャップを背負うリスクと期待収支のバランス。
D店は貯玉で打てるので他と違い持ち玉で稼働できるのが魅力ですかね♪
模範的解答!
でも、A&Bの使い方も書いてほしかったな~
次に、田中はじめさんです。
この内容だけではDを選んでしまいます。A、B、C、と回る回転数が曖昧でわからないので、Dは時給1000円が見えているので、単純に10時~21時で11000円が見える。このシチュエーションの内容では…。各店の回転数、機種、大当り出玉の増減、確変中の玉の増減、それがわかってやっと期待値が出せるわけで、その期待値的なのが見えるのはDだけなんですよね。さらに言うなら自分で打たなきゃ答えは出ないな…。
こんなコメントしかできなくてすみませんm(__)m
ぱちたまさんでは非常に勉強させてもらっています。ありがとうございます。
「ぱちたまさんでは非常に勉強させてもらっています。ありがとうございます。」だけで無茶苦茶ほめたくなるくろべえですが、一応コメント^^;
まず、「ブン回り!」ってどれくらいの印象か、って問題がありますが、まあ35玉店なら少なくとも22/kくらいはありそうですよね?
ここの感覚を前提としてのコメントなので、田中さんが一概に間違っているというわけではありませんので、そのあたりはご承知おきください。
と、断りを入れた時点で、やはり1000円×11時間、というのは志が低すぎます(笑)
AB店舗ともに換金ギャップは食らわないので、1000円のDより前に来ることはまずないとは思います。
では、kazushiさんです。
C→B→A→D
朝一は稼動時間(11時間)での期待収支の高い所から攻めたいです。
持ち玉壊滅(あるいは大当りゼロ)の場合はその時点での残り時間の期待収支を考えます。
いくらブン回りでも35玉交換での現金投資は稼動時間が少なければ期待収支が悲しいことに・・・。
B店に移動後できるだけ1000発で今日は良い状況か見極めます。
でも多少良い状況でも基本1000発で持ち玉にならなければ引きます。
A店に移動後は2500発で持ち玉にならなければヤメ。
D店で貯玉で夜9時まで粘ります。
ん~、自信はありません。
というか、私ならほぼC店しか行きません。
ブン回る台でストレスなく稼動し、展開不利な時は早々に退散して帰宅。
休養日とし昼間っからビールでも(笑)。
その代わり持ち玉になったら必ず閉店1時間前まで粘ります。
自分は兼業なのでそれでいっかって甘さもあります。
今回のスーパー模範解答ではないでしょうか?
わかった上で、35玉ブン回り店でのみ稼動するのも専業でなければまったくOKだと思いますし。
では、次にロクセルさん。
どんなパターンがあるにせよ、自分だったら、朝一はC店に行きます。C店がブン回りという仮定なので(どの位ブン回るかわからんが)、朝一に大きく持ち玉が出来れば、かなりおいしいと思うので。
だいたい13時以降の時点で持ち玉がなかった場合は、B店に移動。
良いときはかなり回るということなので、良さげな台があれば、持ち玉が尽きるまで打つ。
回りが良くなかったり、持ち玉が尽きた場合はA店に移動。
ここも同様に、持ち玉遊戯が続く限り打つ。
最後はD店。貯玉無制限なので、夜9時迄持ち玉で打ち切ることが出来る。最後に、再プレイに制限があるA店、B店を持ってくると、夜9時前に持ち玉が尽きた場合は、そこで稼働を終わらせざるしかないから。換金ギャップの関係上。
まとめると、C→B→A→D
こんな曖昧な書き方で良いのだろうか(^^;;
これも超模範解答。
きれいにまとまった考え方ですね!
お次はネップさん
CBAD
C 早めに持ち玉遊戯に移行できたら美しいですね
現金投資がかさんだり持ち玉が切れたら
次の店に移動したいです。
BC ここも再プレイ上限か持ち玉が切れたら移動
このABCDのパターンではDという時給1000円
を目安にそれを越える期待値を他の店でどう打つかが問題だと思いました。
Dという最終的に腰を据えることができそうな店があるのもいいですね
やはり、この解答に集中してきますよね。超模範解答。
解答そのものより、そこに至る思考が大切なんです。
ぜひみなさんも参考にしてみてください。
ではパチたま読者ライターでもあるトリーさんに行きましょう。
基本的な順番は
C→B→A→D
C店では朝一から現金投資は3万円まで。
この投資額で終日打てたなら持ち玉遊戯比率も7割以上あるかと思います。
投資3万円打ち切った、もしくは午後3時以降に持ち玉消滅したなら止め。
(ブン回りなら持ち玉遊戯比率5割は確保出来ると予想?)
次にB→C貯玉再プレイのみ。
しかし残り4時間切ってると移動時間などが勿体無いので、CもしくはC・B寄らずに
D店で時間まで打ちます。
こんな駅前が身近にあれば嬉しいんですけど・・・
トリーさんもナイスですね!
ただ一点のみ。
あくまでガチガチ期待値教の考え方で行ったとしての話ですが、、、
3万円まで、と設定するのではなく、残り稼働時間の長さで撤退際を考えるのが本筋なんですね。
なんとまあ、みなさん、すごいきっちり筋道を立てて考えておられますね。
本当に感心いたしました!