【前回までの復習】
第1回 回転率
第2回 単回転玉支出
第3回 単回転玉収入
こんにちは、くろべえです。
本日は、「第4回 単回転玉収支」です。
最終回の今回はいよいよ『最後の式』
期待値算出式をお教えします。
収入と支出を前回までで覚えていただけたと思います。
企業でも家計でも、収入から支出を引いたものを「収支」と言います。
パチンコの期待値計算も同じです。
1回転あたりの平均的な玉の収支。
これを「単回転玉収支」と言います。
【単回転玉収支=単回転玉収入-単回転玉支出】
まずはこれを頭に入れてください。
そして、思い出して欲しいのです。
第1回で言った、期待値を算出するために必要な3つの数値。
その最後の一つは「3.打っている機種の通常回転スピード」でした。
スピードとはつまり、
「1時間に何回通常回転させられるか?」
ってことです。
例えば沖海3。
当たり消化や電サポ消化に使う時間も差し引くと、
平均的に222回転回せることがわかっています。
(パチたま調べ=調査員による稼働調査による)
例えば、回転率が20、出玉が平均1500玉の沖海3の場合・・・
これまで習った式を当てはめると・・・
【250÷回転率20=単回転玉支出12.5】
【出玉1500÷トータル確率105.42=単回転玉収入14.23】
【単回転玉収入14.23-単回転玉支出12.5=単回転玉収支1.73】
となり、平均的には1回転回すごとに1.73玉増えることがわかります。
そしてここでスピードが問題になってきます。
沖海3は1時間に222回転回せるんでしたね?
1回転で1.73玉なんだから、最後にこの数字を掛ければいいだけです。
【単回転玉収支1.73×1時間当たりの回転数222=384.06】
はい、これが期待値です。
1時間当たり384.06玉増える。
等価なら1536.24円(4円を掛けただけ)
換金ギャップがある場合はこれはちょっと説明が大変です。
遊戯時間によって期待値が上下します。
理解するには「くろ塾」か「皆伝書」を読んでください(笑)
⇒Luvaのパチンコ皆伝書
http://www.pachi777.co.jp/web/pachinkokouza_20140209_luva.html
⇒新くろべえのパチンコ塾
http://www.pachi777.co.jp/web/pachinkokouza_20140209_shinkuro.html
でも、少なくとも持ち玉遊戯においては、
384.06玉増えるわけですから、
33玉交換なら1164円
30玉交換なら1279円
28玉交換なら1372円
と言う感じで持ち玉遊技上での期待値は簡単に算出できるはずです。
肝心な説明を忘れていました。
トータル確率の求め方です。
確率分母を平均連チャン数で割ればいいだけなんですが、
それには平均連チャン数を求めなければいけない。
潜伏があったら、計算はもう超大変(笑
そんなわけで、メディアから引っ張ってきてもらうのが一番いいかと思います。
パチマガやパチンコガイドを買ってくると載っています。
パチンコガイドでは
「メインラウンド出玉ボーダー」
という言い方になっていますが、
考え方は同じです。
ただし両誌とも問題があります。
それは、
「ラウンド振り分けのある機種に対応していない」
ということです。
どういう事かといいますと、
新しい方の百裂ならのメインラウンドが16Rなので、
16R大当たりのトータル確率を掲載するのみになっています。
では、5Rや4Rを引いた時はどう計算するのでしょうか?
トータル確率は一体どうなっているのでしょうか?
はい、ここから宣伝(笑
パチたまでは、「ラウンドトータル確率」という考え方を提唱しています。
1Rあたりのトータル確率を算出して掲載していますので、
4Rなら
【ラウンドトータル確率×4】
5Rなら
【ラウンドトータル確率×5】
と計算するだけです。
もっと言うなら、
【出玉÷取得ラウンド÷ラウンドトータル確率分母】
で単回転玉収入が簡単に算出できます。
ただ、これらの情報は諸般の事情により、
昨年末から有料化してしまいました。
でも、その価格・・・1日たった10円です。
玉に直せば2.5玉(笑
落ちてる玉を3玉拾えば回収できます。
雑誌は月2回発行で600円以上。
トータル確率以外のいろんなコンテンツもあって、
楽しいのですが、もしトータル確率だけを目当てに買うのなら、
絶対パチたま有料会員のほうがお得です。
パチたま有料会員サービスについて
http://www.pachi777.co.jp/web/pachinkokouza_20140209_member2.html
もうひとつの数値、「スピード」
1時間あたりに回せる通常回転数ですが、これはもう調べようがありません。
(メイン稼ぎ系機種についてはプレミアムメンバーズページ( http://pachi777.co.jp/member/ )で調査稼働結果を掲載しています)
ですので、下の数字を目安にしてください。
★海系
200~220
★演出冗長系
170~190
★電サポなし特殊機種
(例:AKB48、旧牙狼など)
190~200
初めて打つ演出冗長系機種(殆どの機種がこれに当てはまります)の場合、
1時間180回転を目安に計算するぐらいで全く問題ありません。
では、これで全4回の「期待値計算授業」を終わらせていただきます。
ありがとうございました。
(了)
【付録】
おさらい公式集
★回転率
【通常回転数×250÷総投資玉】
1000回転×250玉÷12500玉=20回転
★単回転玉支出
【250÷回転率】
250玉÷20回転=12.5玉
★単回転玉収入
【1回の出玉÷トータル確率分母】
1500玉÷沖海3トータル105.42=14.23玉
★単回転玉収支
【単回転玉収入-単回転玉支出】
14.23玉-12.5玉=1.73玉
★持ち玉期待時給
【単回転玉収×1時間当たりの回転数×1玉の価値】
(例)1.73玉×220回転×3.03円=1153円
★1玉の価値
【100円÷交換率】
(例)100円÷33玉=3.03円
※地域によっては200円÷交換率の場合もあります。
超簡単!期待値計算授業-第4回 単回転玉収支
超簡単!期待値計算授業-第3回 単回転玉収入
【前回までの復習】
第1回 回転率
第2回 単回転玉支出
こんにちは、くろべえです。
前回、単回転玉支出を学びました。
今回は、収入の方。
支出があれば収入もあります。
そりゃそうですよね。
そうじゃなきゃ、パチンコなんて誰も打たない(笑)
というわけで、収入の方を学びます。
パチンコの収入とは、ズバリ、大当たりです。
これが確率通り来たら、どの程度稼げるのか?
まさにこれこそが期待値の概念です。
確率通り来るわけがない??
いや、もうこの議論はこの際どうでもいいですね。
やり尽くした感すらあります。
確率通りくるとして計算するのが期待値。
そして、高期待値の台を打てば勝率も稼ぎも増える。
これは紛れもない真実です。
前回は単回転玉支出を学びましたので、
今回は単回転玉収入を学びます。
単回転玉収入の算出には「トータル確率」を使います。
前々回の授業で期待値算出に必要な3つの数値の一つとして挙げましたね?
おさらいですが、もう一度期待値算出に必要な3つの数字を上げておきます。
1.回転率
2.打っている機種のトータル確率
3.打っている機種の通常回転スピード
ということで、トータル確率が必要だったんでしたね。
ミドルの海系がわかりやすいので、沖海3を例にしましょう。
パチたまの有料版を見ると、
◎メインラウンドトータル確率(16R)
1/105.42
となっています。
トータル確率の考え方は、簡単です。
つまり1/105.42ということは、
「平均的には105.42通常回転に1回16R大当たりが出現する」
という意味です。
さて、ここからが単回転玉収入の考え方です。
もう一度言うと、
「平均的には105.42回転回せば16R大当たりが出現する」んでしたよね?
例えば、16R大当たりで出玉が1518玉あったとします。
ということは
「平均的には105.42回転回すごとに1518玉収入がある」
と言い換えることが出来ます。
では、1回転では何玉収入があるのか?
これが「単」回転玉収入です。
計算は、
1518÷105.42=14.4
となります。
【1回の出玉÷トータル確率分母=単回転玉収入】
が式です。
簡単ですね?
超簡単!期待値計算授業-第2回 単回転玉支出
【前回までの復習】
第1回 回転率
こんにちは、くろべえです。
前回、回転率の出し方の説明をしました。
今日はその回転率がどのように役立つかの説明をします。
回転率を知ることで得られるメリットは大きく分けて2つ。
ひとつめは、
「目安がわかる」ということです。
機種によってボーダーが異なりますが、
そのボーダーとの比較において、台移動すべきかどうかの目安が立つ、というわけです。
ふたつめ。
それは、ズバリ「期待値計算に必須、期待値が分かる」ということです。
どのように使うかというと、
250を回転率で割るのです。
【250÷回転率=単回転玉支出】
となります。
ここで、「ちょっと待てよ!?」
と、なった人は賢いです。
前回、回転率を出すために
【通常回転数×250÷総投資玉】
として、通常回転数に250をわざわざ掛けていますよね?
250を掛けておいて、また250を回転率で割る。
これ、なんか無駄ですよね?
そう、つまり
【総投資玉÷通常回転数】
で単回転支出は算出できます。
そりゃそうですよね?
「単」回転玉支出とは、1回転に使う玉の数。
ということは
【総投資玉÷通常回転数】
で求められて当たり前です。
個人的には目安になりやすいので、
一度回転率を算出したほうがいいかとは思います。
でも、総投資玉と総通常回転をメモっておけば、
単回転玉支出は直接算出できるので一応覚えておいてください。
今回の肝は・・・
1回転回すのにかかる経費・・・つまり単回転玉支出
これをしっかり頭に入れておきましょう。
超簡単!期待値計算授業-第1回 回転率
こんにちは、くろべえです。
期待値の計算方法がわからない人、この全4回の授業は絶対に見逃さないでください。
たった4回。
難しいことは言いません。
これだけわかっていれば、期待値計算は簡単に出来るはずです。
今回はゴタク抜きで、早速始めることにしましょう。
期待値の計算には3つの数値が必要です。
それは何かといいますと・・・
1.回転率
2.打っている機種のトータル確率
3.打っている機種の通常回転スピード
まず、「1.回転率」
投資千円辺り何回転回るか?
ということなんですが、
実際に意味があるのは千円という金額ではなく、
千円での貸し玉である、250玉。
この250玉が減る度に平均して何通常回転するか?
というのが回転率になります。
回転率の求め方は、
回転率=通常回転数÷(総投資玉÷250)
で求められます。
電卓での計算は、
【通常回転数×250÷総投資玉】
になります。
当たりを挟もうが、ストレートでハマろうが、同じです。
例えば、1000回転回った時、投資が5万円。
5万円といえば、50k×250玉=12500玉
だから、
1000に250を掛けて、それを12500で割る。
すると20という答えが出ますが、これが回転率です。
やり方は簡単です。
回った総通常回転をメモ。
その通常回転に要した投資玉をメモ。
現金投資だと簡単に投資玉はわかりますが、持ち玉になると工夫が必要ですね。
【通常回転数×250÷総投資玉】
今回はこれで回転率を出す、ということに焦点をあててください。